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Knotwork

2004年4月9日 Denis Brown Workshop

「THE BOOK OF KELLS」 キリストのモノグラム Chi Rho ページのなかで使われているこちらのKNOTWORKの書き方を実習しました。

実物は1センチ四方の非常に小さいものだそうです。これを13センチ四方で体験します。(これだけ拡大させても大変な作業でした。)

上下の中央にハートマークがあり、すべてのリボンが一本でつながっているため、このKNOTWORKは「lover's knot」といわれているそうです。

1. これはデニスが用意してくれた、CELTIC KNOT用のグリッドです。

2. トレーシングペーパーを重ね、鉛筆でラインを引いていきます。

完成図を見ながら、まずは枠の外にはみ出る部分を書き取り、次に内側を書きます。

すべての線が1本の線でつながっていきます。(一筆書き状態)

3. またトレーシングペーパーを重ね、出来上がった一筆書きの両サイドに肉付けする線を引いていきます。7mm幅程度のリボン状にします。

このとき、リボン同士の間にできるスペースを考慮します。狭くなりすぎるところや広くなりすぎるところができてしまうので、外側に広げるように微調整していきます。(だから写し取るときに内側から書いていくほうがよいです。)この辺は、自分の感覚に頼るしかありません。

シングルリボンで仕上げる人は、下書きはここまでです。

私はダブルリボンにするため、7mm幅をさらに3等分しました。

4. 今度はケルトノットの醍醐味である、リボンの交差です。

さらにトレーシングペーパーを重ね、どこからスタートしてもいいので、とにかく、上・下を間違わないように写し取っていきます。

ここでも、リボンの幅やスペースを再確認しながら、微調整を入れていきます。

5. 時間内では、ここまでしかできませんでした。この後はデニスのデモンストレーションで、色塗りまでを見せてもらいました。

赤・青・黄・緑、ケルト模様は明るい色が使われていると思われがちですが、実際は割とくすんだ色だそうです。反対色を混ぜるなどしてすこしくすませたほうがいいようです。
また、縁取りラインの黒は、少し赤を加えて温かみを加えるとよいそうです。

ラインを引くために使う道具ですが、ピグマペンなどは簡単に使えますが、線に面白さが出ません。逆に言えば定規が使えるなどのメリットもあります。セーブル筆は難しいですが、線の強弱がつけられます。ポインテッドペンも強弱をつけられますが、面を塗った後では使えません。

デニスは、セーブル筆で先にラインを引き、後で面を塗るという手順で描くそうです。


6. ここからは家に帰ってからの作業です。次のWSでデニスに会うときまで(約1週間後)に仕上げたい!そう思って、かなりがんばりました。

まずは、ライトテーブルをつかって、本番の紙にまた写し取ります。ここでもリボン幅とスペースを意識して微調整を!(これが最後の調整になります。)

デニスの手順に従って、セーブル筆でラインを・・・と思いましたが、とてもじゃないですが、きれいになんて引けません・・・あきらめました。そしてよく考えたら、後から面を塗ったら、絶対私の技術では黒い線はきれいに残らないだろう・・・と。

というわけで、面を塗るほうを先にしました。背景になる部分⇒リボンの内側⇒リボンの順に。ここでまた気づきました。線が後だと、リボンの上下交差はわからなくなってしまうことに・・・というわけで、リボンは1本のラインと捉えて、上下交差は無視して塗ることに。

さぁ、次はラインだ!もう一度、セーブル筆で挑戦してみるも・・・あえなく挫折。ためしにポインテッドペンもやってみましたが、注意されたとおり、ガッシュの上では、ペン先で面の色を削ってしまったり、逆にガッシュが流れすぎてしまったりして、ダメでした。つまらないといわれたけど、最終的にはピグマペンであきらめました。

で、面を先に塗ってしまったので、折角下書きで上下交差を写したにもかかわらず、すでにそれは見えなくなってしまっているので、いきなり本番で上下交差を書いていきます。案の定、数箇所上・上、下・下と間違えてしまったところが・・・ガッシュの塗りなおし・・・

はぁ~精根尽き果てます。

これで完成ではありません。面の部分には、コントラストをつけた色でアウトラインを取るという小技がまだ残っています。
そしてまた、塗り始めて気づきました。私の技術では、また黒い線をきれいに残したままアウトラインを取るなんてことはできないと。

というわけで、アウトラインをとった後に、再度ピグマペンで全ラインを引きなおし。

これでどうにかこうにか完成です。
計算すると、家での作業は優に10時間を超えています。われながらよくがんばりました。

折角なので、文字も入れることに。アンシャルを縦長にしたような・・・オリジナル文字です。
正直「Eternal Love」というより、「Eternal Pain」?!ですね。永遠に続くラインをいったい何度なぞったことでしょう(苦笑)


無事、デニスにも見てもらうことができました。
この作品とデニスと一緒に写真をとることもできて、満足!!

KEIKO [04.04.09]

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