今回、タイミングが合わず行けそうになかったので、初めて別のところ（S界堂）に頼みに行ったのですが、ものすごく後悔してます。
結果として出来が悪かったとかそういうことはないのですが、予算オーバーも甚だしい。
え？これでそんな値段になっちゃうわけ？と驚きだったのです。
たぶん、同じものを明治堂で選んだら半分くらいの金額だったのではないかと思います。

明治堂では、まず作品を見せると、自分で額の竿をえらびます。S界堂に置いてあったサンプルの10倍は種類がありますね。もちろん、お店のおばさんも一緒に選んでくれます。自分では選ばないような竿が意外と良かったりするんですよ～。
その中から、数本に絞って、マットの色を選びます。微妙な色の違うマットも豊富だし、柄入りだったり、布っぽい素材だったりとものすごい豊富なマットが用意されてます。たいていはおばさんが何枚か選んで持ってきてくれます。ちょっとでも思った感じと違えば遠慮なく、もっと明るめのとか、もう少し黄色よりの色とか注文できますし、場合によっては自分でマットの山から選びます。
ここいらでおじさんが登場して、あたらしい額装のテクニックなんかを披露してくれちゃったりして・・・
マットの内側にフェレを付けることを進められることも多々あります。

その後、マット幅なんかを決めます。４辺全部同じにせず、下をすこし多めにしたりしますね。0.5～1センチの違いが視覚的に真ん中に見せてくれるから。
そんなアドバイスも受けながら、サイズを決めていきます。

さて、おいくら？
予算はねぇ、2万円なんだけど・・・とか言うと、大体その前後で納めてくれます。時々、竿の定価を見せてくれたりすると、それだけで予算オーバーしてるんですけど・・・
これは誰にでもやってあげてる事じゃないかも知れないので、ちょっと内緒なのかな・・・。でもおじさんもおばさんも私の作品に期待して、いつも大まけしてくれちゃいます。値段よりも、いかに作品を引き立てるかを大事にしてくれます。
（ちなみに、この時の額、I東屋なら4万はするかなと言われました。）

それでも、２万って高いよなぁと思っていたのです。
いかに自分が世間知らずか、今回嫌と言うほど思い知りました。

S界堂では、だれも声はかけてくれませんでした。
少ない竿からなんとかイメージのものを数本選び、カウンターに持って行きました。
マットも自分で選びました。
今回はシンプルに仕上げるつもりだったので、ほぼイメージもできてたので良かったんですけど・・・
２種類の竿で悩んだので、一応そこで金額を聞いてみることに。
1本は竿だけで8000円、もう一本は12000円。
やっぱり高い方が良い感じなんです。
S界堂カードもあるし、まぁちょっと足が出るけど良いかと思って、高い方を選びました。

さてお会計。
アクリルの種類、裏板の種類、裏板に緑のテープを貼るかどうか、金具代・・・
値引きも入れて15000円なり。
えーそれも個別に計上されるわけ？！って驚きましたねぇ。
とほほ。予算は１万円以内だったのに。経験上、これだけシンプルなら１万円くらいだなと踏んでたのだ。
さらに家に帰ると留守電が・・・額に厚みがあったのでスチレンボードを２枚入れます。取りに来る時に払ってくださいってさ。

そして取りに行ってみると、言ったとおり出来てない！
紙を斜めにしてもらうためにわざわざトレーシングペーパーに窓の位置を書いていったのに、無視されてるじゃん。もー。まぁサイズを間違えたりしたワケじゃないので、その場で貼り直してもらって事なきを得たんですが。

明治堂さんに甘えていても「高い」と思っていた自分が恥ずかしい・・・
でも、おじさんも言ってました。一度勉強がてらI東屋とかで頼んでみな！って。
いや、まさにその通りでした。
今後は浮気せずに明治堂さんに通います！

（明治堂さんは松戸にありますが、九州の大分とかからも注文が来ちゃってます。それが何を意味するかよーくよーくわかりました。おじさん、いつもありがとう。）