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Make Your Letters More Beautiful

2005年4月14日 Martin Jackson Workshop

今回、初めて通訳のいないWork Shopに参加しました。英語を聞き取ることも、しゃべることもままならない私にとって、それは無謀な挑戦でもありました。
ずっと以前から、Alpha Clubで開催されるWork Shopに興味を持っていましたが、言葉の壁があることを木根渕さんに相談したところ、今回のMartinは大丈夫よ!と言っていただき、思い切って参加させていただきました。

とてもゆっくりはっきりとした英語で話してくれるMartinでしたが、それでも私が聞き取り、理解できた単語はほんのわずかです。言葉ではないところで感じたことを少しでもここで表現できればと思います。

午前中は、シンプルでフォーマルなイタリック大文字の「A」と「B」。セリフに動きを加えたり、長さを変えたり、フローリッシュを加えたり、ゴシック体的な要素を加えたり、ダブルストロークにしたりすることで、BeautifulでExcitingでInterestingにどんどん表情が変わっていく様を、壁の模造紙を使って見せてくれました。そこで使ったストローク、たとえば、Aの水平線につかったセリフの付いたストロークは、HやTの水平線で応用できること、Bの一番上のラインを、もっと左上から波型におろしてくるストロークは、D・P・R、さらにM・N・Vでも応用できること、ペン先を回転させて作るフローリッシュの端は、セリフの端だけでなく、様々なステムと水平に追加して入れてあげることで、美しい飾りとなることなどの説明があり、その後は各自で自由にそういった変化のパーツを使って、他のアルファベットに応用してみました。

話を聞いている時はなるほどねぇと思ったものの、実際に自分の発想でやろうとしても、いかに固定概念に縛られてしまっているかを痛感させられました。回ってきてくれたMartinにはそこを指摘された・・・のだと思います。そして目の前で、このストロークは、A・B・C・D・・・これにも、これにも、これにも使えるよね。と教えてくれました。まさかそこにそう使うとは!と驚きました。

午後は、アンシャル体を使って、隣り合う文字によって文字のバリエーションを変える手法や、RやKの最後のストロークを、続くAの水平線と兼用してしまう手法などを交えながら、作品作りのデモンストレーションでした。最後のまとめとなる作品作りは、皆さんそれぞれに今日学んだことをうまく生かして、独自の発想や技量でとても美しい文字を書かれていて感心しきりでした。

私は、技量も発想も貧弱で、とてもはずかしかったものの、そんな中にもMartinは色やセリフの形など、良いところを見つけてほめてくださりました。その言葉に対して、Thank Youとしか応えられない自分にとても歯がゆい思いでした。また、最後には、自分は英語がしゃべれないこと、でも今日はとても楽しめたことを拙い単語の羅列で伝えたところ、温かい瞳で「君のSmileは・・・」と。その言葉を十分には理解できなかったけれど、Martinの人柄をたくさん感じることができ、おもわず目が潤んでしまいました。

カリグラフィーをはじめてもう5年になります。お手本通りの基本形の文字を書くことはいつもほめられていましたが、どうしてもそこから自分らしさへの発展ができずに来てしまいました。今回のWSのテーマはそんな自分にとって、固定概念を破る小さいながらも足がかりになった気がします。また、折角の機会も言葉が壁になってしまうのでは切ないなという思いもより強まりました。この悔しさをばねに、次につなげていきたいです。

※このレポートは、Alpha Club News #58 に掲載されたものです。

KEIKO [05.04.14]

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