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ツールの再発見

2006年6月4日 和田祐子さんWorkshop

ちょうど1年ぶりのWSへの参加となりました。

ポートフォリオをまず見せていただきました。そう、和田さんがどんな方なのか全く知らなかったものですから・・
カリグラフィーを始めて13年。始めた頃からクリスマス・年賀状を毎年取ってあるそうです。そしてある時からがらりと雰囲気を変えていきます。
その転換点のきっかけとなったWSの話を聞いた時、その時の和田さんの気持ちを聞いた時、自分の中で何かが動いた気がしました。何だろ・・・?
そして和田さんは自分を表現する手段として「ツール」に目を付け、Myツールを見つけていきます。今回のWSではそれぞれのMyツールを見つけるきっかけをいただきました。

左の写真の色の付いた作品は、和田さんが今回のWS参加者全員の名前を事前に書いてきてくださったものです。和田さんのMyツール「コーラペン」と「つまようじ」なんですよ。

最初はずらりと並ぶ和田さんのMyツールたち。ルーリングペンやオートマチックペン、クイル(羽ペン)、筆に櫛・・・そして、あるサンプルのコピーを見せられ、それぞれを書いたツールを当てます。やわらかいイタリックはこれ、ごついこの文字はこれ、ビルドアップしてるのはこっちでしょう・・・ってな具合にみんなで当てっこです。
さて正解は!!
なんとぜーんぶ、コーラペンだったんですよ~。もうびっくりですね。
和田さんの見つけたMyツール:コーラペンの威力を最初に見せつけられたわけです。
だれもがコーラペンがあればこんなコトが出来るってことじゃなく、Myツールになった和田さんのコーラペンだから出来る。そこがミソなんだと思いました。

そんな和田さんツールをいろいろ借りながらまずはWSの最後で作るミニブックの表紙用に、大きな紙にみんなで墨で自由にいろんなラインを書いていきます。

その後は、これまた和田さんが各自に1本ずつ用意してくれたオリジナルコーラペンを使っていろんなリズムでひたすら書いていきます。

■SPEED
まずはスピードの変化
自分にとって普通に、速く、ゆっくりと・・・ツールから生まれるラインにどんな変化が出てくるかな?
書体も何も問わずなんですけど、最初はどうしても今までに習っている文字にとらわれてしまいます。

■LINE
次はベースラインの変化
まっすぐ、カーブした、波打った自由なベースライン上に文字を書いていきます。
練習用紙を無駄にしないように・・・とついつい端から端まで書いてしまいがちですが、どこで作品のヒントが生まれるかわからないので、練習用紙でも常に余白をつくってその中で展開していくってところが大事なんだそうです。

■SHAPE
今度は「OPEN」「NARROW」を意識するわけですが、何が「OPEN」「NARROW」かってとこがポイント。文字幅?文字間隔?行間?

■RHYTHM&TOOL
午後は、午前中にやったことをふまえて、リズムの変化、ツールの変化から自分の線を見つける作業です。リズムを変えるってコトはスピードを変えるだけじゃないってコト。

「ベストラインが見つかりましたかぁ」
「うーーん・・」
自分の手から出てくるラインに後一歩で何かを感じられそうなんだけど、いまいち・・・

そうこうしているうちにタイムリミットです。
とにかくWSは、時間内に最後まで完成させるのが私のモットー。納得しようがどうだろうが。だって宿題にしてしまうと、絶対に良いものを作ろうと考え過ぎちゃって失敗するのがオチ。それか、未完成のまま眠ってしまうか・・・
だから、本番の紙に書く余裕はなかったので、今回はサンプル帖にしておくことにしました。練習した紙から気に入った部分を切り抜いて各ページに貼り付けるのだ。
でも、結局それすら間に合わず、最後にみんなで出来たものを見せ合う時は、蛇腹の紙に切り抜いた紙を載せるだけ。ふぅ。

ちょうどそこに三戸さんが出現。一緒に講評してくれます。

コーラペン以外のツールに走った人、コーラペンなのに筆のようなラインを出した人・・・みんな面白いなぁ。
私のは・・・スプーンで書いたよれよれのラインとか、ルーリングペンで出たギザギザなエッジとかそれなりにおもしろいと評価して頂き、サンプル帖にするなら、黒い紙に載せた方がいいよねってことに。
はい。宿題です。

さて家に帰って数日。仕上げてしまいたいところですが、大きい黒い紙がありません。
むぅーー。買いに行くには雨続き・・
いただいた蛇腹の紙もあることだし、書きますか。



Your Day is sure to come.
あなたのいつかは必ずやってくる

これを、コーラペンでSlow&Openに書いたもの(このラインが個人的には好きだったから)と、ペンの角度を変えながらNomalに書いたものを組み合わせました。


さてさて、途中で顔を出しかけてる私の中のうずきは、この後なにか形となって現れてくるでしょうか?!


2006/08/06追記)


2回目の和田さんのWSを目前に控えて、完成品を見せなくては!と、病み上がりの体にむち打って7/9に文房堂までサイクリングして黒のキャンソンミタントを入手。その夜、仕上げました。
MDケースより一回り大きくしたので、ケースには入れられないので、こちらは紐でくくれるようにしました。

サンプル帳にするなら、ホントは何のツールを使って、どういう意図で書いたラインか記しておくべき何でしょうが・・・忘れちゃった。

※左の写真の右端に移っているのが、2つ目のWS「21世紀の写本にトライ」で作ったモノです。

KEIKO [06.06.18]

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